「プリントやフォトブックで“形”にする楽しみ ― データが作品に変わる瞬間」
7日連続アドバンスコース紹介、今日は4回目です。
今回のテーマは、「プリントやフォトブックで写真を形にする楽しみ」について。
最近はスマホやパソコンで写真を見るのが当たり前になり、データのまま写真を保存する方が多いと思います。
もちろんそれでも楽しめますが、アドバンスコースでは「作品は形にしてこそ完成する」と考えています。
今日はその理由と、プリントやフォトブック制作の魅力をじっくりお伝えします。
■ データの写真と、プリントした写真は別物
同じ写真でも、スマホの画面で見るのと紙にプリントしたものを見るのとでは、印象がまったく違います。
色やコントラストも、用紙の質感によって驚くほど変わります。
例えば、光が柔らかい写真を光沢紙にプリントすると明るく華やかに映りますが、マット紙にプリントすると静かで落ち着いた雰囲気に仕上がります。
同じデータでも「どう仕上げるか」によって印象が変わるのです。
プリントを通じて「作品に責任を持つ」という感覚が生まれるのも、アドバンスコースならではの学びです。
■ プリント講座で学ぶ、仕上げの工夫
アドバンスコースでは、ただ撮影して発表するだけでなく、プリント講座も行っています。
「なぜこの用紙を選んだのか?」
「この大きさにした理由は?」
そうした“仕上げの意図”まで考えることで、写真がぐっと作品らしくなります。
また、プリントは「展示」を意識する第一歩でもあります。
壁に飾ることを想定してサイズを考えたり、並べ方を工夫したり――。
そうした体験は、将来自分の写真展を開催するときに必ず役立ちます。
■ フォトブック制作でストーリーを紡ぐ
プリントに加えて、アドバンスコースではフォトブック制作にも取り組みます。
フォトブックづくりは、写真を“編集”する作業です。
単にお気に入りの写真を集めるのではなく、1冊を通して「物語」として成立するように並べていきます。
1ページ目は導入としてやわらかい写真を置く
中盤に少し緊張感のあるカットを入れる
ラストは印象的な写真で締める
……そんなふうに構成を考えると、写真は単体で見たとき以上の力を持ちます。
「ストーリーをどうつなげるか?」
「ページをめくったときに何を感じてもらいたいか?」
写真を並べる過程で、表現者としての意識が自然と高まっていきます。
■ 形に残るからこその喜び
データのままでは味わえない達成感が、作品を形にすることで生まれるのです。
自分の手で撮影し、選び、構成した写真が1冊の本になる。
さらに、フォトブックは「人に見せやすい形」でもあります。
家族や友人に手渡したり、展示会場で置いておいたり――。
「誰かに届ける」という喜びも、フォトブック制作の魅力のひとつです。
■ 展示へのステップとして
プリントやフォトブックは、その先にある展示へのステップでもあります。
作品を形にする練習を繰り返すことで、「人に見せるための準備」が自然にできるようになります。
展示に挑戦したいけれど自信がない……という方も、まずはプリントやフォトブックを経験しておくと安心です。
アドバンスコースの受講生も、最初は小さなフォトブックづくりから始め、そこから写真展へ挑戦していく方が多いです。
■ まとめ ― 写真は“形”にしてこそ伝わる
写真は撮るだけでも楽しいものです。
でも、「作品」として伝えるためには、形にすることが欠かせません。
プリントすることで作品に責任を持てる
フォトブックにまとめることで物語が生まれる
形にすることで、人に見せる喜びを味わえる
この体験を通じて、写真はあなたの大切な表現手段へと育っていきます。
■ 無料体験レッスンで“形にする”体験を
アドバンスコースでは、無料体験レッスンをご用意しています。
実際の授業では、受講生がどのように写真をまとめ、形にしているかを見ていただけます。
「自分の写真を作品にしてみたい」
「プリントやフォトブックに挑戦してみたい」
そう思った方は、ぜひ一度体験してみてください。
👉 お申し込みはお問い合わせフォームよりお願いします。

色々な種類の紙を使ってポストカードを作っています。